Office365で階層型アドレス帳が利用可能に①

Office365(Exchange Online)は、新機能の追加に加え、「パブリックフォルダ」「アドレス帳の分割」など、発表以降オンプレミスのExchange Serverでしかできない機能制約がどんどん解消されています。

今回、その中で特に日本のユーザーにとって要望が多かった階層型アドレス帳(HAB)がOffice365でも利用できるようになりました。

階層型アドレス帳というのは、階層構造の組織をそのままアドレス帳として表示させる物です。(特に日本の企業であればなじみやすいかと思います。)
スクリーンショット (38)

階層型アドレス帳を利用する手順は、大きく以下の2つになります。(その後、必要に応じて並び順などのカスタマイズを行いますが、これは次回の投稿で書きたいと思います)

  1. 階層構造として表示したいアドレスをグループとそのメンバーとして表現し、そのグループのIsHierarchicalGroupの属性をTrueにする
  2. Set-OrganizationConfigで階層構造の最上位となるグループを指定する

会社組織の場合は最上位は「全社」、企業グループの場合は「○○グループ」になります。今回は、Contoso株式会社とFabrikam株式会社から構成されるContosoグループでアドレス帳を作ってみます。

階層用のグループは専用で作成しても良いですし、既存で利用している組織グループがあればそれでも構いません。グループを作成してメンバーを構成したら、各グループにIsHierarchicalGroupのフラグをセットします。

Set-Group -identity [グループ名] -IsHierarchicalGroup $true

そして、最後に最上位のグループを指定します。(Enable-OrganizationCustomizationが必要とエラーメッセージが出た場合、事前に実行します。)

Set-OrganizationConfig -HierarchicalAddressBookRoot [最上位グループ名]

これで、Outlookからアドレス帳を開くと(OWAからは階層化アドレス帳は利用できません。Outlook専用です)、新たに「組織」というタブが表示されるようになります。

(設定前)
スクリーンショット (39)

(設定後)
スクリーンショット (36)  スクリーンショット (37)

次回は、階層化アドレス帳を実際に利用していく上でのTIPSをいくつか紹介したいと思います。

それにしてもどんどん便利になっていきますね。

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